ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)
結論
ヘッドアンドショルダーは、中央の山(ヘッド)が最も高く、左右に低い山(ショルダー)を持つ3つの山で天井を形成する反転パターンです。日本では仏像の三尊像になぞらえて三尊と呼ばれます。安値圏で上下逆の形になったものが逆三尊(ヘッドアンドショルダーボトム)で、底打ちの可能性を示すとされます。
形の特徴
上昇トレンドの終盤で、高値の切り上げ(左肩→ヘッド)のあとに高値の切り下げ(ヘッド→右肩)が起きる、つまり上昇の定義が崩れ始める過程を映した形と解釈されます。2つの谷を結んだ線をネックラインと呼び、価格がネックラインを下に抜けて初めて「パターン完成」とみなすのが教科書的な確認方法です。
目標値の考え方(教科書的な整理)
ヘッドからネックラインまでの高さを、ネックライン割れの地点から下に投影した水準を目安とする方法が古くから紹介されています。ただしこれは経験則であり、必ず到達するものではありません。
学習上の注意
- ネックライン割れの前に「三尊になりそうだ」と先回りすると、完成せずに再上昇する形(ダマシ)に巻き込まれやすいとされます。
- きれいな三尊は実際のチャートでは多くありません。完璧な形を探すより、「高値切り下げが始まった」という本質を見る方が実用的とされます。
- チャートパターンは確率的な傾向の話であり、将来の値動きを保証しません。複数の根拠と合わせて判断するのが基本です。
出典・参考
- A: 公的機関 日本取引所グループ(投資の基礎)
- B: 学術 ジョン・J・マーフィー『マーケットのテクニカル分析』(パンローリング)