サポートとレジスタンス(支持線・抵抗線)
結論
サポート(支持線)は価格の下落が止まりやすいとされる水準、レジスタンス(抵抗線)は上昇が止まりやすいとされる水準です。過去に何度も反発・反落した価格帯には売買の注文が集まりやすい、という経験則に基づく、テクニカル分析の最も基礎的な概念です。
なぜ意識されるのか(一般的な説明)
過去の高値・安値、キリの良い価格(節目)、過去に出来高が集中した価格帯などは、多くの参加者の記憶や損益に結びついています。「あの高値でつかまった人の売りが出やすい」「前回反発した水準では買いが入りやすい」といった参加者の行動が集まることで、水準として機能する、と説明されるのが一般的です。
役割転換(サポレジ転換)
レジスタンスを上に抜けると、その水準が今度はサポートとして機能することがある、とされます(逆も同様)。ブレイク後に価格が抜けた水準まで戻ってくる動きはリターンムーブと呼ばれ、水準の役割転換を確認するポイントとして紹介されることが多い形です。
学習上の注意
- サポート・レジスタンスは1本の正確な線ではなく、**幅を持った価格帯(ゾーン)**として捉える方が実態に合うとされます。
- 何度も試された水準はいずれ抜かれることも多く、「絶対に止まる水準」は存在しません。
- 水準を引く位置は分析者の主観に左右されます。過去チャートで「多くの人が同じ場所に引きそうな水準」を選ぶ練習をすることをおすすめします。チャートパターンと同様、将来の値動きを保証するものではありません。
出典・参考
- A: 公的機関 日本取引所グループ(投資の基礎)
- B: 学術 ジョン・J・マーフィー『マーケットのテクニカル分析』(パンローリング)